2017年7月3日(日本時間)から開幕している、テニスの4大大会のひとつ「ウィンブルドン」(英・ロンドン)。
連日多くの観客が詰めかけ盛り上がりを見せているが、「招かざれる客」の大量出現によって、選手たちが大いに苦しめられている。出場中の錦織圭(27)も、2回戦で被害にあった。
「こんな経験は今までなかった」
その客とは「羽アリ」だ。コート上に大量発生している。
羽アリの種類によって異なるが、おおよそ春~夏の繁殖期に「フライング・アント・デー(結婚飛行)」と呼ばれる集団交尾が始まる。
多数の羽アリがいっせいに巣から飛び立ち、オスアリが女王アリとの交尾を求めて、右に左と飛び回る。例年より気温が高いことが大量発生の原因のひとつとみられている。
被害にあったサム・クエリー(米国)は試合後、
「こんな経験は今までなかった。ボールを打つ瞬間にも顔に直撃してきた」
とコメントしている。
Diving headfirst into #Wimbledon like... pic.twitter.com/Ok9iXKIDF7
— Wimbledon (@Wimbledon) 2017年7月5日