38.1%が子育て支援制度「無し」
調査では、全体の6割近くが「子育てを支援する会社制度がある」という結果だったが、そうでない企業も38.1%あった。
具体的な制度を見ていくと、「育児休暇の取得ができる」が43.3%、「短時間勤務ができる」が48.4%だ。
さらに、「ワーキングママとして区別を受けたこと(感じたこと)はあるか」との質問には、プラス面での区別(配慮)を経験した人は43.7%いたが、一方でマイナス面での区別(差別)を経験した人も21.8%いた。調査からはこんな声が集まる。
「子どもの熱や学校の行事で休まなければならなかったときに、いいよと言いながらも明らかに良い反応ではなかった」(36歳 神奈川県)
「旅行などで休む人がいるのに、子ども都合では休めないこと」(39歳 愛知県)
オールコネクト社は、
「『配慮を受けた(感じた)』方が50%以下と少なく感じました。もしかすると、(手を差し伸べるような)発言が『マタハラ、セクハラ』になるかもしれないという、男性側の思いが背景にあるのかもしれません。いずれにせよ、個々はもちろん会社全体として配慮のできる体制を強化する必要があるように思います。デリケートな問題なので、不平等になりすぎない範囲で慎重な整備が求められます」
と見解を述べた。