リニア中央新幹線(リニア)の新駅誘致PR活動を展開する奈良市役所は、2017年6月27日から7月7日15時ころまで、「リニア七夕~奈良市リニア新駅誘致の願いを込めて~」と題し、市役所1階連絡通路にて七夕の時期にあわせ笹に願いを込めた短冊の飾り付けを行う。
7月7日の七夕当日には、市のリニア誘致PRキャラクターの「リニー君」と「リニア招き鹿(りにまね)」がそろって登場する。
デビューのきっかけは鉄ドルの気を引くため!?
全身真っ白の服にリニア先頭車両を模した手作りの帽子をかぶり、地面に寝そべってゴソゴソ動くリニー君は、その強烈な外見とパフォーマンスがテレビ番組「月曜から夜ふくかし」(日本テレビ系)に取り上げられて以来、お茶の間の人気者だ。
「リニアの妖精」を自称するリニー君のデビューは、15年5月に開催されたイベント「リニアを奈良市に招こう!鉄道フェスタinならファミリー」。このイベントに出演した鉄道アイドル(鉄ドル)の斉藤雪乃さんの気を引くためにこんな格好をしたそう。ところが同イベントで奈良市リニアファン倶楽部の部長に就任した歌手でモデルの三戸なつめさんに、「一緒に奈良を盛り上げていきましょうね」と声を掛けられたことから、リニア新駅誘致活動に励むようになる。市の公式サイトに詳細なプロフィールが掲載されるほどだが、非公式キャラというポジションはデビューから変わらない。
一方の「りにまね」は、れっきとした市の公式キャラクター。奈良市にリニアの駅ができる日を、首を長~くして待っているため、キリンみたいに首が伸びているそう。
2体は「リニー君&りにまね」というペアを組み、全国各地でリニア誘致活動に参加している。寝そべったところを上から乗っかられても、ぐっと耐えている。その姿勢が共感を呼んでいるのかも。