ダルVS田中、歴史に残る熱投 張本勲「アメリカでは片隅しか報道していない」

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   米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)とヤンキースの田中将大投手(28)のメジャー初対決が2017年6月23日(日本時間24日)、実現した。ダルビッシュは7回無失点、田中は8回無失点と、両者とも相譲らぬ好投を披露した。

   監督、米メディアなどが2人の投げ合いに賛辞を送る一方、野球解説者の張本勲氏は「大騒ぎしすぎ」と冷静だった。

  • 田中将大(写真は、2016年12月撮影)
    田中将大(写真は、2016年12月撮影)
  • 田中将大(写真は、2016年12月撮影)

「今年、2人は非常に良くない」

   2人は日本球界時代、2007年9月19日と同26日、09年8月7日、11年7月20日と4度対戦している。ダルビッシュが2勝1敗、田中が1勝3敗。この日は、双方がメジャーリーグへ移籍してから初の直接対決だった。

   ダルビッシュは直球とスライダーで投球を組み立て、スローカーブで相手打線を翻弄し、5回途中まで13者連続凡退を奪った。6連敗中の田中はスライダーとスプリットを主体とし、4回から 3イニング続けて3人で切って取った。ダルビッシュは7回88球、2安打無失点10奪三振で、田中は8回100球、3安打無失点9奪三振だった。2人とも、勝ち負けはつかなかった。

   ダルビッシュは試合後、「同じ時代で投げてきて、もう同級生のような位置付けのまさお。僕にとってはニューヨークで投げあい、お互い好投できたのは一生の思い出になるでしょう。皆様応援ありがとうございました」とインスタグラムやツイッターに投稿し、田中はそのツイートを「リツイート」で拡散した。

   ニューヨークタイムズ紙は「ヤンキースの田中将大は日本色豊かな戦いで優勢だった」のタイトルで報じ、ヤンキースのジラルディ監督から田中へ「今季ベストの投球だった」と賛辞が送られたと伝えた。監督は田中、ダルビッシュの関係についても、「(ダルビッシュと)投げ合うことは、彼にとっては大きな意味があったと確信している」と話したという。

   一方で、野球解説者の張本勲氏は25日放送の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)で

「大騒ぎしすぎだよ。日本人選手だからって。うれしいことはうれしいけど、アメリカでは片隅しか報道していない。今年、2人は非常に良くない。5、6勝のピッチャーだもん」

と注文を付けた。

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