調理パンの中でも圧倒的な地位を誇る「たまごサンド」。軽食の定番として、長年愛されてきた「功労者」といえよう。
そんなたまごサンドにここ最近、異変が起きている。革命的な変わり種「たまごサンド」が、SNSを中心にインターネット上を賑わせている。今回は、その中から厳選した3品をご紹介。実際に記者が食べてみた。
以下、眼福が続きます。
トップバッターは、ローソンで販売している「たまご好きの為のたまごサンド」(税込298円、389kcalカロリー)。
「たまごサラダ」「ゆで玉子」「玉子焼き」「スクランブルエッグ」とたまご界のレジェンドが一堂に会し、サンドされている。まさにオールスター状態だ。
味付けも、マヨ(たまごサラダ)、タルタルソース(ゆでたまご)、辛子マヨ(玉子焼き)、ケチャップ(スクランブルエッグ)と、それぞれ違った味を堪能でき、商品名は伊達じゃない。たまごファンも納得の1品といえよう。
特筆すべきは「玉子焼き」「スクランブルエッグ」の2つ。サンドイッチでこれらを挟む機会は珍しいが、そこは万能食材。どちらもパンと相性抜群だった。
天才か!? ファミマの「親子サンド」
次は、ファミリーマートの「たまごサンド」(税込198円、302kcal)&「ファミチキ」(税込180円、242kcal)。
この意外な組み合わせが耳目を集めたのは、ABC朝日放送アナウンサーの北村真平さん(32)が2017年6月5日、ツイッターに投稿したこんな賛美だ。
「『ファミマのたまごサンドにファミチキはさんでみな』知り合いの料理人から教えてもらった。ひとつ屋根の下にいながらすれ違っていた親子が、口の中で優しく抱擁しあっている」
このツイートはまたたく間に拡散され、リツイート数は23日時点で4万8000にのぼる。
なぜこの親子デュエットが定番化していなかったのか、はなはだ疑問に感じるほど絶妙なハーモニーを醸す。柔らかくてジューシーな鶏肉の旨みが口いっぱいに広がり、それをたまごが受け止めてくれる。
今回はプレーン味で試したが、レッドホット味でも間違いなく美味いはず。なお、かなりのボリュームのため、中身が飛び出すおそれがあるのでお気を付け下さい。
悪魔のサンド
最後は、悪魔という冠がついた「デビルドサンド」(税込440円、カロリー非公表)。東京・神谷町にあるベーカリー「3206(サンニイゼロロク)」でお買い求めいただける。
見た目のインパクトとネーミングの妙も相まって、若い女性を中心にインスタグラムで話題となっている。
輪切りのゆで卵を、「これでもか」というほどサンドし、飛び出さないか心配になるほど存在感を放つ。タルタルソースの味付けをベースに、クリームチーズとはちみつでまろやかな仕上がりとなっている。
ピクルスとからしバターがアクセントとなっているため、ボリューミーだが最後まで飽きずに楽しめる。コレステロール、カロリー...想像しただけでぞっとするが、この背徳感も、また良い。
以上、3商品の中からお気に入りは見つかっただろうか。たまごサンドファンも、そうでない人も、ぜひお試しいただきたい。