フリーテルから「ニコニコSIM(仮)」 プレミアム会員1年目無料も、ネットの評価がイマイチな理由

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みんなが期待したカウントフリーは...

   「ニコニコSIM(仮)」にはカウントフリーといって、一定のデータ通信をデータ通信利用容量の対象外とする機能が付いている。App Store、LINE、Pokemon GOは全てのプランで通信料が無料になり、Facebook、Twitter、Instagram、Messenger(Facebook社)は3GB以上のプランでカウントフリーの対象となる。なおPokemon GOのデータ通信無料期間は17年9月6日まで。

   今回の発表にネットユーザーは歓迎ムードかと思いきや、ガッカリしたという声の方が目立つ。というのもカウントフリーの対象にnicinicoが含まれないからだ。「ドワンゴなら画期的なサービスをやってくれるかも」という期待が大きかったからかもしれないが――。

   ニコニコ動画やニコニコ生放送など、niconicoの視聴はとにかくデータ通信量を消費する。例えばソフトバンクの公式サイトではネット動画の視聴で1分あたり4MBと説明している(中画質ビットレート512kbps程度)。1日3時間利用した場合は720MBになる計算で、これを毎日続けると1か月で20GBをわずかに超えてしまう。ちなみにソフトバンクのデータ定額サービス「ギガモンスター データ定額20GB」は月額6000円で、NTTドコモやauも同水準。

   フリーテルはNTTドコモから回線を借りている。これはMVNOすべてに共通する課題だが、利用者の多い時間帯になると通信速度がガクッと落ちる。日本のモバイルネットワークの現状をみる限り、MVNOのカウントフリーに動画を含めるのは厳しい話かもしれない。

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