インドに出現した巨大看板に「ありがとう」の文字 いったい誰が?

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6月12日にキャンペーンがスタートした理由

   それにしてもキャンペーンが6月12日にスタートしたのか。その理由は、中村屋が制定し、日本記念日協会が認定した「恋と革命のインドカリーの日」に当たるからだ。

   カレーは日本で年間60億食以上が消費され、現代日本人の国民食として愛されている。いわゆるカレーライスと呼ばれるものは、イギリスから伝わった小麦粉を使用したもの。それに対して1927年6 月12 日に中村屋が発売したカリーは、スパイスをふんだんに使用した純印度式カリー。発売直後は多くの人が戸惑ったものの、やがて飛ぶように売れ、店の名物料理に成長していく。

   純印度式カリーを伝えたのは、大正時代に日本に亡命したインド独立運動の志士であるラス・ビハリ・ボース。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻はボースを匿い、彼は後に夫妻の長女・俊子と結婚する。そして中村屋との交流を深めたボースは、「本場のカリーを紹介したい」と、自らメニュー開発に携わった。

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