女性にとって「30歳」の意味とは? 調査からわかった、「充実」と「不安」のジレンマ

提供:SK‐II
「仕事も恋も充実させたい」「30までに結婚するためには妥協も必要?」――。

   これは、アラサ―女性のリアルな心情を描いたドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)で登場するセリフだ。年齢やキャリア、恋愛、結婚といった壁にぶつかりながらも「幸せ」を求めて突き進む主人公たちの姿は、同世代の女性を中心に多くの共感を集めた。

   女性にとって特別な意味をもつ「30歳」という人生の区切り。スキンケアブランド「SK‐II」は、そんな女性たちの「心の内」を探った。

20代女性が抱える、「30」へのプレッシャー
20代女性が抱える、「30」へのプレッシャー

30歳を前に相反する気持ちを抱える20代の葛藤

   「運命を変えよう。~#changedestiny~」をブランド哲学に掲げ、人生を前向きに切り開く女性を応援するキャンペーンを実施しているSK-IIは2017年5月、10代~50代の女性1400人を対象に、「女性の生き方」に関する調査を行った。

   最も迎えるのが不安な年齢は、「30歳」――調査から、20歳、40歳、50歳とほかの世代にあがるときに比べ、「30歳」という年齢を迎えることに女性たちは最も不安を抱えているということがわかった。

   そこで、30歳をこれから迎えようとしている今の20代に日々の充実度をたずねた結果を見てみると、20代の60.5%が充実した日々を送っていると回答。しかしながら、漠然とした不安を抱えていると答えた人の割合も20代が71.3%とほかの世代と比較しトップだった。

日々の生活は充実していますか?
日々の生活は充実していますか?
現状のまま時間が過ぎていくことに何となく不安がある
現状のまま時間が過ぎていくことに何となく不安がある

   この結果から20代の女性は、相反する気持ち、つまり、日々の生活は充実しつつも、どこかで不安や焦りを抱えている傾向が読み取れる。

   調査の一環で行ったインタビューでも、30歳を迎えるにあたっての「なんとなくの不安」を口にする女性は少なくなかった。

   この不安の正体は何だろうか。

30歳という年齢に囚われる必要はあるのか?

「結婚したいけどキャリアとの両立が不安です」
「仕事、結婚、子ども...たぶん全部はできないと思う。結婚が先か、仕事が先か。よくわからない。どっちにも集中できないというか、熱中するのが怖い」

   調査の中で、こんなコメントが寄せられた。女性の社会進出にともなって晩婚化が進む中、20代女性の最も多くが「30歳までに結婚の目処をたてたい」と回答。20代のうちに結婚したいという願望はいまだ根強いようだ。一方で、仕事との両立に不安をもつ女性が多いこともわかった。

あなたは何歳までに結婚の目途をつけたいと思っていますか/いましたか
あなたは何歳までに結婚の目途をつけたいと思っていますか/いましたか

   では、なぜそれほどまでに不安やプレッシャーを感じるのか。

   具体的な原因をたずねると、1位が「友人・同僚からの言葉」で62.3%、2位が「メディアからの情報」、3位には、「SNSの投稿による情報」が続いた。

30歳を迎える前に「不安・プレッシャー」を感じる/感じた要因やきっかけとなったことを選んでください
30歳を迎える前に「不安・プレッシャー」を感じる/感じた要因やきっかけとなったことを選んでください

   周囲からの「こうであって欲しい」という期待や、メディアが提示する「こうあるべき」といったロールモデルに疲弊感を募らせている現状がうかがえる。

   また、インスタグラムやフェイスブックなどSNSを盛んに利用する10~20代では、周囲の人(の生活)が気になるという回答も約6割と多く、人のライフスタイルと自分を比べて、満たされない気持ちに拍車がかかるという側面も垣間みえた。人から直接言われる言葉に加えて、折につけて触れる、私生活の「充実」した部分を切り取ったSNS、そしてそれが話題となる友人との会話の中で、自然とプレッシャーが増していくのかもしれない。

   10~20代女性を対象にした別の調査でも、周囲の人(の生活)を気にすることがある、と回答した人は約6割(あてはまる21.5%、ややあてはまる39.5%)にものぼった。

   しかし、人生の先輩たちは、こうエールを送る。

「30歳という年齢に囚われる必要はない」

   30歳以上の女性に、これから30歳を迎える人に伝えたいメッセージを選択してもらうと、30歳という年齢にとらわれなくていい、と回答した人が75.1%にものぼった。世の中の多くの女性が抱える30歳という「呪縛」に対し、みずからプレッシャーに感じる必要はないと先輩たちは思っているようだ。

「30歳までに~しなければ」という考えに囚われすぎない方が良い
「30歳までに~しなければ」という考えに囚われすぎない方が良い

SK-II「自由に生きていくことを手助けしたい」

   調査に携わった、P&Gプレステージ合同会社・アシスタントブランドマネージャーの東優里奈氏は、

「今回の調査では、世の中の多くの女性が『30歳』という節目を迎えることに不安を感じており、その不安は他の年齢の節目に比べて大きいことが浮き彫りになりました。女性がより生き生きと自分らしく魅力的に生きていく上で、年齢とは一体どんな意味を持つのでしょうか、SK-IIは、世の中のすべての女性とともに考えていきたいと思っています」

とコメントした。

   SK-IIは今後、女優・モデルの山田優さんや、著述家の湯山玲子さん、プロフィギュアスケーターの荒川静香さんなどさまざまな分野で活躍する女性6名とともに、女性にとっての「年齢」「30歳」の意味について見つめていく。ツイッターの公式アカウント(@SKⅡ_Japan)を中心に、随時メッセージを発信予定だ。

   ちなみに、冒頭の「タラレバ娘」たちは最終回の終盤に、これまで世間の価値観や周囲の目、幼少期から刷り込まれてきた幸せの形に振り回されていたことに気づく。

   「自分自身が幸せと思うことが一番の幸せ。他の人には決められない」――まったくそのとおりなのかもしれない。

   今回の調査をきっかけに、年齢の持つ意味について考えてみてはいかがでしょうか?

「年齢の節目を迎えること」について、次のどのタイミングに最も「不安・心配」といった気持ちを感じますか?
「年齢の節目を迎えること」について、次のどのタイミングに最も「不安・心配」といった気持ちを感じますか?
「年齢の節目を迎えること」について、次のどのタイミングに最も「不安・心配」といった気持ちを感じますか?(20代女性)
「年齢の節目を迎えること」について、次のどのタイミングに最も「不安・心配」といった気持ちを感じますか?(20代女性)
「周囲の人(の生活)」を気にすることがある(10~20代女性)
「周囲の人(の生活)」を気にすることがある(10~20代女性)

(編集企画)

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