息子に金融を教えるお父さん
いまどきのお父さんは大変だ。お金の話、ドル、ユーロ、円、ビットコインのことや、クレジットカードの仕組み、株式チャートの見方、債券、ファンド、さらにお金の稼ぎ方、殖やし方。これらに関してきちんと説明できますか。
『お父さんが教える13歳からの金融入門』(著・デヴィッド・ビアンキ、訳・関美和、日本経済新聞出版社、1620円)は、息子のために書いたノートがもとになっている。
目次を見ると「おカネのいろいろな支払い方」「株を売買してみよう」「オプション(知ってると友だちに自慢できるよ!)」「債権と譲渡性預金(退屈だと思ったらおおまちがい!)「金利(寝ているあいだに儲けよう)」といった調子で読みやすくなっているが、本当は大人向けの本かもしれない。親子で金融の議論が出来たら素晴らしいね。