張本勲、新助っ人マレーロに「面白い男だね」 「ミスター」以来の「珍」快挙

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   オリックスの新外国人クリス・マレーロ外野手(28)が2017年6月9日、中日戦(京セラドーム大阪)に1番・右翼で来日初出場し、5回裏に左翼席に豪快な一発を叩き込んだ。

   だが、ホームインの際にホームベースを踏み忘れるという珍事により来日初本塁打は取り消しに。野球解説者の張本勲氏は情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツ解説で、「長嶋さんみたい」と指摘した。

  • 張本勲氏
    張本勲氏
  • 張本勲氏

張本氏「初めて見ました」

   マレーロは5回裏、無死1塁で左中間の3階席に逆転2ランを放り込んだ。笑みを浮かべながらダイヤモンドを駆け回り、ホームインでナインとハイタッチ...と思いきや、1塁の吉本審判員はアウトを宣告した。主審が球場のアナウンスで説明した話によると、理由はホームベースの「空過」、つまり踏み忘れだった。記録は3塁打となり、マレーロは「自分では踏んだ感覚があった。こんなの初めて」と苦笑したという(日刊スポーツ10日付から)

   張本氏は「サンデーモーニング」で

「初めて見ましたね。1塁のベースを踏まないのはあるの、長嶋(茂雄)さんみたいに。それは打球を見ながら走っているから。ありがちなんだけど」

と解説した。長嶋茂雄氏は現役時代、本塁打を放つも1塁ベースを踏み忘れ取り消された(1958年9月19日の広島戦)。「ホームというのは、話にならない」(張本氏)。

   だがマレーロは翌10日、4回裏無死1塁で左越え本塁打を放ち、正真正銘の来日第1号を記録した。日刊スポーツ11日付によると、「ベース踏み忘れ」で取り消された翌日に本塁打を打ったのは長嶋氏以来2人目だという。1塁側ベンチのオリックスナインが指差す中、マレーロは両足でしっかりとホームを踏んだ。

「ファンの方は私がきっちりホームベースを踏むのを確認していたと思います」

   初のお立ち台ではこう冗談を交え、ファンにあいさつした。

   張本氏は「昨日はまた、ホームランを打ってるもんね。面白い男だね」と述べていた。

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