相模鉄道(横浜市)は、相鉄グループが創立100周年を迎える2017年12月に新型車両「20000系」を導入する。
「ナノイー」を搭載した空気清浄機
同車両は22年度下期に開業予定の相鉄・東急直通線の車両として使用予定で「デザインブランドアッププロジェクト」のコンセプトを反映した新型車両としては初となるという。
新たな相鉄線イメージカラーである濃紺色「YOKOHAMA NAVY BLUE(ヨコハマネイビーブルー)」を外装に採用。また、落ち着いたグレーをベースとした内装や時間帯で色調が変化する調色調光式のLED照明を採用している。
先頭形状は通勤型車両のイメージを打破するインパクトのあるデザインが特長。車内は空調設備を工夫し高い天井やガラス製の荷棚・仕切り・貫通扉の採用によって、開放感ある室内を実現した。
また、全ての車両にベビーカー・車椅子用のフリースペースを完備。優先席の一部には立ち座りが容易にできる「ユニバーサルデザインシート」を導入している。
相鉄線では初めて「ナノイー」を搭載した空気清浄機や、駅に長時間停車する際に利用者がドアの開閉を行うことができる「個別ドアスイッチ」を新たに導入するなど、多様なニーズに応える仕様となっている。
なお、相鉄線の新型車両としては11000系の導入以来9年ぶり。