株式会社 明治とフードバレーとかち推進協議会は2017年6月2日、乳の価値向上の推進を目的とした包括連携協定を締結し、北海道・帯広市内で調印式を行なった。
この日は、ゲストに陸上女子短距離の福島千里選手(28)も登場し、「ミルクプロテイン」という栄養素の魅力を語った。
スポーツに携わる人は要注目
「ミルクプロテイン」とは、牛乳に含まれるたんぱく質を指す。
(1)必須アミノ酸のバランスが良い(2)筋肉の合成促進効果が高いーーなどの特徴があり、良質なタンパク質の摂取が望ましいプロアスリートの間でも愛飲者は多い。
明治が、白樺学園高校(北海道河西郡)の運動部115人を対象にした調査によると、ミルクプロテインを継続的に摂取したグループ(58名)は、そうでないグループ(57名)に比べ、上肢筋力の指標の一つである「握力」と、下肢筋力の指標の一つである「立ち幅跳び」の測定結果が優位に増加していた。
長年にわたり高校の部活生と栄養の関係について研究を重ねてきた立命館大学の海老久美子教授(栄養学)も、この「ミルクプロテイン」効果に、期待を寄せる。