広島の助っ人外国人・バティスタ(25)は2017年6月4日のロッテ戦で、セ・リーグ史上初となる初打席から2打席連続で代打本塁打を記録した。
ファンは、歓喜の渦に包まれているかと思いきや、「不安」の声も一部で漏れている。
江川氏「インコースを突かないと相当打たれる」
ドミニカ出身のバティスタは、09~13年までシカゴ・カブスに在籍。その後、ドミニカ共和国のカープアカデミーを経て、16年にカープに育成選手として入団した。
今季はファームで39試合に出場し、打率.369、本塁打14、打点38と目下三冠王に輝いていた。その成績を買われ、6月2日に支配下登録を勝ち取った。
支配下登録後、即1軍に昇格する。翌3日の試合に代打で登場すると、プロ初打席でいきなりバックスクリーン右に運んだ。外国人選手の代打初打席アーチはプロ野球史上初めてだ。4日には左翼上段に2ランを放ち、連日「神ってる」活躍を見せつけた。
スポーツ情報番組「Going!Sports&News」(日本テレビ系)に出演した元巨人の江川卓氏(62)は、
「(バティスタは)遅いボールを打つのはすごい上手そう。非常に手足が長いのでタメが大きいですから。インコースを突かないと相当打たれる」
と評した。