フルサイズ機なら2種類の魚眼効果が1本で得られる
残りの2本は、どちらもFXフォーマット(フルサイズ)用のレンズだ。
NIKKOR(ニッコール)ブランド初のフィッシュアイズームレンズ「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」は、個性が強い分、使い方次第で斬新な表現が可能な一品。今回発表された3本の中でネットユーザーから好意的な意見が目立った製品でもある。
「やっとニコンのターンが始まった」
「ナノクリとまさかのフッ素コートもあるんだな」
「魚眼レンズに本気出し過ぎ」
フルサイズ機で円周魚眼と対角線魚眼、DXフォーマット機では対角線魚眼として使える。
最新の光学設計により、ズーム全域で絞り開放から撮像範囲全体をシャープに解像し、絞っても安定した高画質が得られる。魚眼レンズは真上に向けると1ショットで全天を捉えられる。撮影時に気になるのが太陽光線だが、ナノクリスタルコートの効果でゴースト、フレアを抑えたクリアーな画像が得られる。ハードな環境での撮影にも考慮し、防塵・防滴構造の採用に加え、埃や水滴が付着しにくく、付着しても拭き取りが容易なニコン独自のフッ素コートをレンズの最前面・最後面に採用している。
レンズ構成は13群15枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり)、最短撮影距離が0.16m、最大撮影倍率が0.34倍、絞り羽根枚数が7枚(円形絞り)、大きさ(最大径×全長)が約77.5×83.0(mm)、重さが約485g。希望小売価格は15万2500円(税別)。