「こ、これは、、、熱い。。」「ニッチすぎだろww」――。
インターネットテレビ局「AbemaTV(アベマティーヴィー)」は2017年5月15日から、鉄道や列車、工場地帯、名車や刀など、「鉄」に特化した専門番組「鉄チャンネル」を開設する。
「鉄」そのものに興味のある「鉄ヲタ」をターゲットにしている。
「俺は鉄(道)オタクじゃない...鉄(Fe)オタクだ」
AbemaTVは、ニュースやバラエティ番組などの定番コンテンツに加え、麻雀や格闘技など特定の分野に特化した専門チャンネルが人気を博している。
これまでも、元ボクシング世界王者の亀田興毅選手が一夜限りの「復活」を果たした番組「亀田興毅に勝ったら1000万」や、将棋の史上最年少プロ棋士・藤井聡太四段と羽生(はぶ)善治3冠の対局番組が話題となった。しかし、今回の新チャンネルは「ニッチすぎる」として驚く声がツイッター上で少なくない。
今回の番組も、「鉄」をキーワードに、鉄道や列車にまつわる映像作品、工場地帯の夜景や旧車や名車の映像、軍事演習の様子など、コアな分野ながら熱狂的なファンを多く抱えるジャンルの作品を放送する。
具体的には、
(1)引退していく列車の勇姿を収めた『記憶に残る列車』シリーズ
(2)車窓に広がる美しい景色を堪能できる『全面展望』シリーズ
(3)工場の外観をとらえた『美しき工場』シリーズ
など。
この放送決定の発表と同時にネットでは、
「正直、AbemaTVまじでわかってるな。鉄道・工場・軍事って全部好きだからくっそ楽しみなんだがアメバは攻めてる」
「やべーなこれ...やばいですよ!!」
「これで気がついた...俺は鉄(道)オタクじゃないと...鉄(Fe)オタクなんだと...」
と、早くも狂喜乱舞だ。
なんで開設したのか? 広報担当に聞いてみた
一方で、「アベマの鉄チャンネルって、どうやってこれが需要あると判断したのか気になるな。ビルドアンドスクラップで作って視聴が伸びないなら切る感じなのだろうか?」といういたって「冷静」な声も聞こえてくる。
このニッチ分野の番組、開設にいたった理由は何なのだろうか。
運営元であるサイバーエージェントの広報担当者は5月10日、J-CASTトレンドの取材に対し、
「『鉄』というキーワードでくくることの出来るいわゆる鉄市場の自体への需要や期待感があるように感じられたので開設にいたりました。現在AbemaTVにあるHIPHOPチャンネルやサッカーチャンネルのようにとりあえず流しておく、というようなながらみスタイルで見てもらえるチャンネルとして開設しました」
と話す。
ターゲットについては、
「コアな分野であると思ってはいるので愛好家がメインターゲットとはなりますが、AbemaTV自体が無料で利用いただけるサービスなので、より幅広い視聴者様にもご覧頂きたいと思っています」
と展望を語る。
さらなる「ニッチ分野」の企画については、現段階では未定だとした。