各種イベントを手がけるOzone(横浜市港北区)は2017年6月14日、東京・台東区にある銭湯・日の出湯で「ダンス風呂屋」と銘打ったイベント「サイレントフェス」を開催する。
主催者は「銭湯で無音で踊る不思議な体験を心ゆくままに楽しんでいただければ幸いです」と語る。はたして「サイレントフェス」とは...?
銭湯は「ライブハウスやクラブの文化に近い」
「サイレントフェス」とは、参加者がワイヤレスヘッドホンを装着し、「フェス形式」で音楽を楽しむイベント。周囲から見ると「無音」に見えることからこの名前がついた。ヘッドホンの音量をあげて音楽の世界に没入するもよし、音量を下げて周囲と会話をしながら楽しむもよしと自由度が高い。
「日の出湯」での開催は今回で2回目だ。当日は全館を貸切り、男湯と女湯を「フロア」に見立てDJプレイとともに音楽を楽しむ。イベント終了後には入浴も可能だ。
参加費は、前売りで3000円、当日が3500円だ。
今回、なぜ会場に音楽イベントとは程遠い「銭湯」が選ばれたのか。
Ozoneの担当者はJ-CASTトレンドの取材に対し、
「(銭湯は)知らない人たちが普通に話しかけてくれるんですよ。なんでかな? と思ったんですけど、それは もともと地域のゆるやかなコミュニティとして機能していた文化があるということと、体が温まっているということがポイントだと思ったんです。そしてそれはライブハウスやクラブの文化に近い。場が温まると人は繋がりやすくなるんです。ロッカーがあったり受付があったり、元々音楽を鳴らす場所に近いハードも持ち合わせていることもわかり音楽体験を通して互いの相乗効果を狙って世代を超えた豊かなコミュニティができあがるんじゃないかと思い今回銭湯で開催ということになりました」
と話す。
前回の参加者は20~50代と幅広い層が参加、男女比は4:6だったという。
「サイレントフェスという新たなカルチャーに興味がありいらした方、銭湯での入浴を楽しみにいらした方、動機は様々でしたが思い思いに楽しんでいただいたように思います」
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