2017年4月28日~30日に開催されたシンクロナイズドスイミングの日本選手権2日目、同大会では初めてとなる「男子」選手が出場した。
「やり遂げる勇気に応援してあげたい」
非五輪種目「フリーコンビネーション」に出場したジョイフルACの佐藤陽太郎、13歳(中学1年)。8人のチームメイトのなかで唯一の男子だ。
小柄で丸刈り頭とあどけなさが残る姿ながら、全身を使った躍動感あふれる演技を披露。ツイッター上では、
「シンクロで男子ってかっこいいね!!!」
「ウォーターボーイズブームからついにここまできたのか。女性のみは華があっていいけど、男性のみだってかっこいいよな」
「こういう人がどんどん出てきて欲しいね。やり遂げる勇気に応援してあげたい」
と賞賛の声が相次いだ。
シンクロの男子選手をめぐっては、日本選手権の場合、16年から男子も参加できるようになった。五輪に出場できる種目はないが、15年から世界選手権では男女でペアを組む混合デュエットが取り入れられた。
日本では、15年2月の世界選手権で、男子初のシンクロナイズドスイミング選手として安部篤史(34)が足立夢実(28)とともに混合デュエットで出場を果たした。
なお、ジョイフルACは73.3000点と、10チーム中最下位だった。