最近、健康的な食事に感心のある人たちの間でなにかと注目されている「菌」。乳酸菌、納豆菌、酢酸菌――。そして忘れちゃいけないのが、肉眼で唯一見える菌である「きのこ」だ。きのこ類は食物繊維やビタミン類、ミネラル、そして3大うま味成分の1つであるグアニル酸などを多く含む。
きのこの研究・生産・販売を手がける「きのこ総合企業グループ」であるホクト(長野県長野市)は2017年5月1日、きのこが育ち盛りのスポーツキッズ「ミライアスリート」に適した食材であることをアピールするため、「HOKTOミライアスリート」WEB動画シリーズの公開を始めた。
さっと作れる「菌活いなり」はビタミンやアミノ酸が豊富
第1弾の主人公はサッカー少年の山田逞人(やまだたくと)くん(10)。所属する大阪のサッカースクール「コーディーサッカーアカデミー」の代表を務めるお父さんは声で出演する。逞人くんは、5歳から始めたサッカーに魅了され、のめり込むように練習を重ねてスーパーテクニックを身に着けた。華麗なドリブルで相手チームの選手を次々とかわしていく。
「将来の夢はJリーグに入ること」「サッカー日本代表選手に選ばれること」と目を輝かせる逞人くん。練習が終わった後のランチタイム、仲間と一緒に弁当箱を開けるや「ウォー」と歓声が上がる。彼のお母さんが愛情を込めて作った「菌活いなり」の登場だ。「うまい、うまい!」と言いながらほおばる表情は、やっぱり10歳の子どもらしい。
「菌活いなり」は、主食であるご飯と、副菜のきのこ(ブナシメジとマイタケ)、主菜の肉と大豆を一緒に摂ることができる。歯切れのいいブナシメジは、血糖値を下げるインスリンの分泌促進作用のあることがわかっている。アミノ酸が豊富なほか、疲労回復に役立つビタミンB1や、皮膚や粘膜の機能維持などに役立つビタミンB2を含み、激しい運動を行うサッカー少年にピッタリ。家事や子育てに忙しいママでもさっと作れる簡単メニューでもある。
菌活いなりを作った逞人くんのお母さんは、動画撮影に立ち会った後、次のようなコメントを残している。
「逞人が真剣にサッカーを取り組むようになって、母親としてできることは食事のサポートとメンタル面のサポートのふたつくらいだと感じるようになりました。満足できるレベルで一緒にボールを蹴ることはできないので、スポーツ栄養の先生に教えていただける食育セミナーに通って、栄養のとり方などを学ぶようになり、なるべくきのこを取り入れるように心がけています。今回、いなりずしにきのこを使う『菌活いなり』のレシピを逞人が喜んでくれたので、これからも取り入れたいと思います」
5月1日公開のVol.1 サッカー篇を皮切りに、体操やサーフィンなどさまざまな競技のミライアスリートのWeb動画計8本が、きのこポータルサイト「きのこらぼ」で公開される予定。「菌活いなり」のような「きのこレシピ」を紹介するページもある。