与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスターが、2017年4月28日、第4回「離婚したくなる亭主の仕事」調査結果を発表した。
そこから明らかになったのは、特に世帯年収が500万円未満の家庭においては、夫の仕事に不満の矛先が向けられやすいということだ。
夫の仕事が原因で離婚したい
まず、夫の仕事に対する不満があるかと聞いたところ、「不満がある」(50.2%)が、「不満はない」(49.8%)を上回った。約半数の妻が、夫になんらかの不満を持っていた。
夫の年収別に不満の有無を集計したところ、「300万円未満」(65.1%)が最も不満が高く、次いで「300万円以上400万円未満」(64.5%)、「400万円以上500万円未満」(59.3%)と、年収が低くなるほど不満の度合いが高まっていることがわかる。
特に世帯年収が500万円未満の家庭においては、夫の仕事に不満の矛先が向けられやすい傾向にあることがわかる。
さらに「夫の仕事を原因とする離婚意識の有無」を調査したところ、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている妻が全体の8.2%いた。
これも夫の年収別に見てみると、「300 万円未満」(16.9%)が最も高く、次いで「300万円以上400万円未満」(10.3%)、「500万円以上600万円未満」(7.4%)だった。
当たり前といえば当たり前だが、年収が低くなるほど離婚意識が高まる――という、なんとも言えない結果だ。
夫の会社はブラック企業なのか?
妻の不満につながる夫の給料だが、多くの妻は「こんなに働いているのに......」という思いが強いのかもしれない。
夫の勤務先に対するブラック企業意識の有無を調査したところ、「夫の勤務先はブラック企業だと思う」と考えている妻が24.8%いた。実に4人に1人が、自分の夫はブラック企業に勤めていると考えているということになる。
ブラック企業だと思う理由だが、「サービス残業が多い」(54.4%)が最も高く、次いで「有給休暇を取得できない」(49.7%)、「休日出勤が多い」(31.5%)の順だった。
調査は、全国の20~49歳の既婚女性600人にインターネット調査したもの。