4ルッツは「試合から解放されたので、やってみたいなと思って」
羽生の今季のプログラムは、フリースケーティングに4回転ジャンプを5回組み込んだが、基礎点が最も高いのは4ループ。4アクセルだけでなく、4ルッツ、4フリップも公式戦では跳んでいない。しかし、23日に行われたシーズン最終戦の国別対抗戦エキシビジョンの公式練習で、4ルッツを着氷して見せ、ガッツポーズも飛び出した。
羽生は、「シーズン途中に(プログラムに組み込んでいない)他のジャンプを練習すると、たとえば4ルッツをやると、3ルッツの感覚がおかしくなる」という。ただ、今回のエキシビジョンの公式練習は、シーズンが終わり、試合から解放された時期。「ちょっとやってみたいなと思ってやりました」という。平昌五輪までに4ルッツ、4アクセルを完成させる考えは「ない」としたものの、「オフシーズンは技術を向上させたい」と述べており、さらなる進化を期待せずにはいられない。