【スポメディア・ウォッチ】
羽生結弦(22)が前人未到の4回転アクセルについて「できる気がしてきた」と自身の口から成功のイメージを述べた。
フィギュアスケート国別対抗戦の公式練習では、4アクセルの次に基礎点が高い4ルッツの着氷に成功した。平昌五輪を迎える来シーズンへ、羽生のジャンプはどこまで進化するのか。
3アクセルよりも17センチ高く跳ぶ必要がある
羽生は2017年4月23日放送の「サンデーステーション」(テレビ朝日系)にスタジオ生出演した。
3月29日~4月2日に行われた世界選手権後の会見では「将来4アクセルをやりたいなと思っています」と、話していた。番組では「オフに何回か試しましたが、なかなか難しいですね」と、すでに練習に取り組んでいると明かした。
4回転アクセルを成功させるにはどうすればいいか――。番組では羽生の3アクセルの映像を元に、4アクセル成功時の動きを表現した等身大モデルを連続写真で製作し解説した。専門家の協力を得て導き出したという数字によると、成功するには3アクセルよりも17センチ高く跳び、1.1メートル先の地点に着氷、助走は10%速くする必要がある。
等身大モデルを見た羽生は「イメージしやすいですね。高さ17センチって数字で見ると大きいなと思ますが、髪の毛くらいですよね。なんかできる気がしてきました」と笑みを浮かべた。着氷点や助走についても「助走速度はある程度コントロールできます。しっかりコントロールできないとジャンプした時に軸がぶれやすくなるので、その意味で難しいとは感じます」と可能性を感じさせた。