フィギュアスケートの世界国別対抗戦が2017年4月20日に開幕した。女子ショートプログラム(SP)では、17歳の世界女王エフゲニア・メドベージェワ選手(ロシア)が、自身の世界歴代最高得点を更新する80.85点で首位に立った。
元男子フィギュアスケート選手の織田信成さん(30)は、彼女の強さの秘けつを、松岡修三さん(49)も苦笑するほど力を込めて解説した。
男子でもできないテクニック
試合後に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)に出演した織田さん。
共演したスポーツキャスターの松岡さんに、メドベージェワ選手の演技の感想を聞かれると、
「いやー、本当にすごかったですねえええええ」
と興奮した様子で答える。
強さの秘密を聞かれると、織田さんは
「彼女は男子でもできないテクニックを持っているんです」
と目を輝かた。直後に、メドベージェワ選手の練習風景が流れる。
映像では、メドベージェワ選手が「3回転サルコー」「トリプルトーループ」「トリプルトーループ」「トリプルトーループ」と4回連続のコンビネーションジャンプを鮮やかに決めた。
織田さんは、
「コンビネーションジャンプは、ふつう、着氷後にスピードが落ちてしまうんです。彼女の場合は全く落ちません。ジャンプの着氷が素晴らしい」
と、褒めちぎった。
なお、日本勢は、男子SPで宇野昌磨選手が103.53点で首位に立ち、羽生結弦選手(22)は83.51点の7位だった。女子SPは三原舞依選手(17)が72.10点で3位に立った。