イチローが「引退説」を一蹴するほど、古巣・セーフコフィールドで大暴れした。
「当然、ここから復調してくれるだろう」
大リーグ・マーリンズのイチローは2017年4月19日(現地時間)、古巣・マリナーズとの3連戦最終日に「9番・ライト」で先発出場した。
今季は前日の試合まで、15打数1安打。打率は.067と絶不調。16年シーズンは、4月の月間打率は.333と好調なスタートを切り、シーズン通しても.291。40歳を超えても衰え知らずのバッティングを見せていたが、今季はうだつが上がらない試合が続いていた。
そんな中、この試合では大活躍を見せる。第1打席では三振に倒れるも、第2打席では14打席ぶりの安打を記録。圧巻は最終打席、今季第1号の本塁打をライトスタンドに放り込んだ。対戦相手は、メジャー1年目の01年~12年途中まで所属したチームだけに、イチローのホームランには、敵・見方問わずスタンディングオベーションで拍手が送られた。
試合後、MLB公式サイトは、
「セーフコ―フィールドでの感動的なイチローの本塁打」
との見出しの記事を配信。
「イチローは常にセーフコフィールドの観客を興奮させる方法を思いついていたようだ」
と手放しでたたえた。
ツイッターなどでも、
「限界とか言ってすいません」
「当然、ここから復調してくれるだろう」
「今年は開幕から率は残せていなかったのに、最終打席にホームランを打って盛り返すところがもうスター性の塊だね」
「この感動的なホームランはずっと語り継がれていくね。やっぱり持ってるなぁ」
と、「感無量」コメントが相次いだ。