2017年4月11日(現地時間)に起きた、サッカー・ドイツ1部リーグのドルトムントのチームバスを襲った爆発事件。
同チームには日本代表の香川真司選手(28)も所属しており、日本中が不安の渦に包みこまれた。事件の翌12日、試合は無事に行われ、香川選手も自身のブログで現状を伝えた。
気持ちの整理が難しい
爆破事件は、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の会場に向かうドルトムントのバス近くで起こった。
これにより、同チームのマルク・バルトラ選手が手首を骨折するなどして負傷。試合は翌日に順延された。現地メディアによると、事件の容疑者は過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーだった可能性が高いとされ、ドイツ捜査当局は容疑者1人を拘束したという。
翌日の試合では、ふたたび爆破が起きるのではないか、と心配の声があがるも無事に開催された。ドルトムントはモナコと対戦し2対3と敗戦するも、先発出場した香川選手が1得点1アシストの活躍を見せた。
香川真司選手(28)は、試合後にブログを更新し、冒頭で「日本のみなさん。心配して頂いているかと思いますが、今日の試合を終えることが出来ました」と報告。
続けて、
「昨日の事は、僕もバスに乗っていましたが、なんと言葉にしたら良いか分かりません。気持ちの部分で整理するのは難しかったです」
と複雑な胸中を明かし、
「バルトラの為にもなんとか勝利したかった(中略)また次も試合は続きます。切り替えて頑張ります」
と前を向いた。