WBC日本代表「侍ジャパン」の4番を務めた筒香嘉智外野手(DeNA)が2017年3月26日、TBS系のスポーツ番組「S☆1」のインタビューで、いつも無表情で打席に立つ理由を
「相手に敬意を示さないといけないので、ぼくはあまり笑わないです」
と説明した。
野球解説者の野村克也が大会期間中、筒香選手のポーカーフェースを
「一番、不気味だよな」
などと評していたのがきっかけだった。
「いい笑顔じゃない。女性に人気が出るよ」に満面の笑み
野村は同番組に野球解説者として毎週のように出演している。侍ジャパンがWBC1次ラウンドの3試合を終えた後の3月11日、野村は1次ラウンドの名場面を振り返る中で、筒香について
「顔が緩まないもんな。表情が変わらないな。いつも同じ顔をしている。(キャッチャーとしては)1番不気味だよな。読みづらいし、何考えているか分からない」
と評し、番組の係員に
「笑っている顔、見たことあるの」
などと質問した。
19日の放送でも、2次ラウンド前の練習試合カブス戦を解説する中で
「この人、普段はしゃべれるの。何考えているか分かんねえ、キャッチャー(の立場)からぼそぼそっとささやいてみたいよ」
とコメント。番組が26日の放送で、筒香本人に野村の感想を伝えると、やはりポーカーフェースで
「打ったらもちろんうれしいですけど、相手がいてのことなので。ぼくはあまり(表情を)変えないです」
と返ってきた。
ただ試合後の筒香には、仲間とともに笑顔で勝利を喜ぶ一面もある。野村が
「笑ってる。いい笑顔じゃない。女性に人気が出るよ」
とコメントしたと伝えられると、筒香は「ふっ」と満面の笑みを浮かべていた。