女性よりも男性の方が「恋人やパートナーにお弁当を作ってあげたい」と思っている――。調味料メーカーのエバラ食品工業(横浜市西区)が2017年3月23日に発表した「手作りのお弁当に関する意識調査」によれば、お弁当を作ってあげたい相手について聞いたところ、女性の1位が「自分の子ども」だったのに対し、男性の1位は「配偶者」だったことが明らかになった。
若い男性の半数は「弁当男子」
このアンケートは、日本人のお弁当を作る機会が近年増えていると感じた同社が、「お弁当の持つ価値やお弁当がもたらす変化」を明らかにするために行われた。対象者は今までに手作りのお弁当を日常的に食べていたことのある20~60代の全国の男女1000人で、インターネットによって実施された。調査期間は17年2月18・19日の2日間。
最初の質問は「お弁当を作った経験の有無」。女性の90.4%が「ある」と答えたのに対し、男性のそれは41.2%と半数以下にとどまった。もっとも20~30代の男性の約半数は「ある」と回答。すなわち「弁当男子」であることもわかった(図表1)。
続いて「今までに、誰のためにお弁当を作ったことがありますか」と複数回答で尋ねたところ、1位は「自分」で68.8%、2位が「配偶者」で46.0%、3位が「自分の子ども」で41.9%、4位が「恋人・パートナー」で15.7%だった。「恋人・パートナー」について見ると、20代は男女ともに4人に1人が「ある」と回答した(図表2)。
今度は「お弁当を作ってあげたい相手」を聞いた。61.3%の女性が「自分の子ども」と回答しました。男性は「配偶者」(48.1%)が最も多く、「恋人・パートナー」に対しては女性よりも作ってあげたいと思っている人が多いことが判明した(図表3)。