巨人「打たないし打たれる」
オープン戦最下位!どうなってるの

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期待がかかる若手たち

   野手陣もピリッとしない。昨季は24ホーマーと長打力が自慢のギャレットは打率.077(28打席)と苦しみ本塁打もゼロ。新助っ人のマギーも、13年の楽天イーグルスの日本一に貢献した雄姿はどこへやら、打率.171(47打席)と本来の力を発揮できていない。「太りすぎ」と指摘する声もある。昨シーズンは「限界説」を一蹴する活躍をした村田修一と阿部慎之助も同様だ。

   FAで5年総額15億円の陽岱鋼は、実戦デビューとなった3月19日のイースタン戦で「下半身の張り」を再発させ開幕は微妙な状態だ。

   若手はどうか。期待のホープとし注目が集まる15年ドラフト1位・2位の桜井俊貴、重信慎之介、14年ドラフト1位の岡本和真の3人も、実戦機会を与えられるも開幕一軍を確信させるようなアピールを見せられていない。

   かろうじて、大型ルーキーとして注目株のドラ1・吉川尚輝と201センチ右腕・廖任磊(リャオ・レンレイ)は首脳陣からの評価が高い。

   吉川は、1月の自主トレ中に右腕の異常を訴えキャンプは3軍スタートも、ファームで「正二塁手」候補として実戦を積み、開幕前の1軍招集が決まっている。

   リャオは、制球に課題があるものの201センチ、125キロの巨漢から繰りだす角度のある直球が魅力で、新人一番乗りで1軍帯同を果たした。

   今オフの秋季キャンプでは「若手の育成&強化」を掲げた高橋由伸監督。オープン戦とはいえ、この低調ぶりに、巨人ファンはやきもきするばかりだ。

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