サッカーW杯アジア最終予選・UAE戦(2017年3月23日)のメンバーに選出されたFW本田圭佑が、試合勘のなさを不安視する周囲の声を一蹴した。
22日付スポニチアネックスによると、記者の取材に
「試合に出ないとコンディションが上がらないというのはうそ」
と豪語した。
本田はチームの精神的支柱となれるか
本田は17年に入ってから、1月25日のイタリア杯準々決勝を最後に試合に出ていない。
21日に現地で調整した際は、記者の取材に
「全然いいんじゃないんですか。みんなが盛り上がるのであれば。いずれは外れて、サッカーも辞める。何てことない自然の摂理でしょ」
と気に留める素振りすら見せず、
「今この時点でそういうふうになるのは本望じゃない。自分の努力で切り開く。これまで同様、やっていくスタイルは変わらない」
「それ(試合勘)とコンディションはまた別。試合から逆算し、全く同じ負荷をかけるのは練習では可能」
と言い放った。
前日20日の練習前には、右ひざ負傷のMF長谷部誠の代表離脱が決まったばかりだ。
「(自分が持つ)精神的なものはいくらでも役に立つ。もちろん自分が出たら、点取るつもりでやりますよ」
本田はそう述べた通り、チームの精神的支柱となれるか。ハリルホジッチ監督は「試合に出ていなくても今の代表は本田を必要としている。我々が戦ってきた中で、常に彼の存在があった。トップスコアラーでもある」と語ったが。