「21世紀枠」過去42校の成績は?
多治見は、初戦の相手である甲子園の常連校・報徳学園に大いに苦しんだ。16年度の公式戦では8試合を投げ防御率1.08と抜群の安定感を誇るエース・河地が味方のエラーも絡み大きく崩れ、21失点を喫する。打線も3安打のみと沈黙し、得点を奪うことができなかった。
この結果にツイッター上では、
「21世紀枠の是非が問われる」
「もう21世紀枠考え直す時期に来たんじゃないの?」
「これを記念して21世紀枠を廃止しよう」
と、21世紀枠を疑問視する声や廃止を望む声が少なくない。
21世紀枠は16年のセンバツまでに42校が出場し、最高成績は「宜野座(沖縄)」「利府(宮城)」のベスト4だ。しかし、ここ数年は1、2回戦止まりが多い。「利府(宮城)」がベスト4に勝ち上がった2009年以降、22校中5校が2回戦、残り17校が初戦敗退となっている。
なお、今大会で21世紀枠に選ばれた他の高校だが、中村(高知)は大会2日目に前橋育英(群馬)に1対5で敗退。部員10人で試合に挑む不来方(高知)は、大会5日目第3試合に静岡(静岡)と対戦する。