ベネッセコーポレーションはこのほど、進研ゼミ小学講座で学習専用タブレットを使った「チャレンジタッチ」が、のべ利用者数「100万人」を突破したことを発表した。
「チャレンジタッチ」は、タブレットやスマートフォンなどのデジタル教材を使った学習が広がる中、2014年4月に開始。以来、小学生会員の約4割に選ばれる人気の学習スタイルとなった。
紙との併用で学習効果アップ
チャレンジタッチは、進研ゼミ「小学講座」「中学講座(17年4月から)」を対象に、タブレットを使ったデジタル教材ならではの自動採点機能や、動画や音声を使った感覚的に理解できる解説などが特徴だ。
子どもの学習の進み具合が把握できる「見守りメール配信」や、外部サイトは一切みられない安心設計は親からの信頼も厚い。
チャレンジタッチでは、定期的に、会員である子どもたちの学習状況を分析し、教材の改善や、アドバイスに役立てている。これもデジタルならではのメリットだ。
紙の教材も一部で使用し、作文や読解問題、考えるプロセスを問う問題などは「赤ペン先生」が添削指導してくれる。
「ちゃんと説明してくれてわかりやすかった」
3月15日、学習内容について相談できる「エリアベネッセ青山」(東京・渋谷区)で、チャレンジタッチの親子体験会が開催された。
全国に12店舗ある「エリアベネッセ」では、子ども・親を問わず、チャレンジタッチを含めた進研ゼミの教材のトライアルや、勉強・進路などの相談会などを無料で行っている。
体験会当日は、小学生の親子4組7名組が参加。スタッフのサポートのもと、タブレットを使った学習に挑戦した。
小学1年生の男の子は、はじめて触ったとは思えないほど次々と学習を進め、
「勉強がおもしろい」
とにっこり。1回10分から取り組めるスタイルが好評のようだ。
小学4年生の女の子は、
「算数の計算のまちがえたところをちゃんと説明してくれてわかりやすかった」
と声を弾ませた。1問解くごとにその場で採点をし、不正解だとすぐに解説で見直しができる。
2人の子を持つ母親は、(子どもたちは)パソコンやスマホなどのデジタル機器に興味を持っているので、タブレットでの学習は抵抗が少ないのでは、と話す。「動きがあって良い」と音声・動画を使った「動く授業」にご満悦の様子だった。