芝桜でにぎわう春の秩父に新たなスポット 日本3大夜祭をイメージした「駅前温泉 祭の湯」

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   西武グループは、西武秩父駅前に物販とフードコートを備えた複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」を2017年4月24日にオープンする。秩父といえば日本3大夜祭の一つ「秩父夜祭」が有名で、同施設のコンセプトも「祭」。祭礼の装飾をモチーフにした意匠を取り入れることで、活気ある雰囲気を演出する。

   施設内部は、温泉エリア、飲食エリア、物販エリアの3つに分かれ、それぞれ秩父地域の特色のあるエリアとして展開する。温泉エリアに男湯5つ・女湯6つの内湯と男女それぞれ4つの露天風呂を有し、秩父の自然を眺めながら湯につかることができる。7店舗で構成されるフードコート「呑喰処 祭の宴」は、秩父名物のわらじかつ丼や秩父味噌ラーメン、くるみだれそばなどが食べられる。物販エリアの「ちちぶみやげ市」は、秩父銘菓や特産品を販売するほか、スナックスタンドや立ち飲みブースを併設する。

「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の外観イメージ
「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の外観イメージ

個室の休憩所「プレミアムラウンジ」もあり

   東京・池袋から特急レッドアローに乗って最短78分で到着する西武秩父駅は、埼玉県秩父地方の観光の玄関口だ。3月25日には元町・中華街駅(横浜市中区)と西武秩父駅を結ぶ有料座席指定列車「S-TRAIN」が運行を開始、神奈川・東京方面から秩父への旅行はますます便利になる。

   西武秩父駅から徒歩1.5kmの場所には芝桜の丘で有名な「羊山公園」があり、開花時期の4月中旬から5月上旬は大勢の観光客でにぎわう。とくに17年はゴールデンウィーク(GW)の祝日が少ないことから、近距離旅行が増加すると予想される。GW直前に温泉施設を開業することによって、秩父ブランドの認知向上を目指す狙いだ。

   「祭の湯」の泉質はナトリウム-塩化物冷鉱泉(等張性弱アルカリ性冷鉱泉)。温泉一般的適応のほか、泉質の特徴として切り傷、末梢循環障害、冷え症、皮膚乾燥症などの効用が期待される。

   多彩なスパ施設は1日中いても飽きることがなさそう。休憩スペースは一般的な「寝ころび処」とは別に、個室型の「プレミアムラウンジ」も設置される。

露天イメージ
露天イメージ

≪温泉エリア≫
【内湯】高濃度人工炭酸泉、シルク湯、ジェットバス、水風呂、サウナ、塩サウナ(塩サウナは女性内湯のみ)
【露天】岩風呂(温泉)、花見湯、寝ころび湯、つぼ湯
【その他施設】岩盤浴(11 床)、岩盤洞、ほぐし処(整体)、ロッカー、寝ころび処(無料18畳)、くつろぎ処(無料ラウンジ38席)、プレミアムラウンジ(有料ラウンジ13席)、女性専用プレミアムラウンジ(有料ラウンジ8席)、秩父湯台所(温泉内レストラン62席)

≪フードコート「呑喰処 祭の宴」の店舗≫
1.おやつ本舗(たい焼き・たこ焼きなど)
2.丼屋炙り(炙り豚味噌丼など)
3.秩父わらじかつ亭(わらじかつ丼など)
4.秩父そば・武蔵野うどん(くるみだれそばなど)
5.秩父味噌拉麺(秩父味噌ラーメンなど)
6.セタリア(ジェラート・メープルシュークリームなど)
7.焼肉ホルモン ほうりゃい苑(ホルモン、カルビなど)

≪物販エリア「ちちぶみやげ市」の売店≫
1.ちちぶみやげ市(秩父銘菓、特産品、おみやげ品など)
2.まつり茶屋(ソフトクリーム、コロッケなど)
3.酒匠屋台(地酒、ワイン、おつまみなど)
4.秩父美人屋台(秩父銘仙服飾雑貨、お風呂雑貨、洋菓子など)

   フードコートと物販エリアの入館は無料。250席のフードコートのほか、焼肉ホルモン(28席)もある。

フードコートイメージ
フードコートイメージ

   温泉料金は下記の通り。西武グループが東京都練馬区で運営する「豊島園 庭の湯」と比べて割安な印象。もっとも鉄道利用者は往復の運賃がかかるので、それを考えれば妥当なところか。

温泉料金
温泉料金

   営業時間は10時~23時。ただし金・土・祝前日・特定日は10時~翌9時に営業時間を拡大する。さらに金・土・祝前日・特定日の翌日は6時~9時に朝風呂を開く。

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