サッカーの国際ルールを決める国際サッカー評議会(IFAB)は、「PK戦」に代わる新たなルールを検討していることがわかった。The Independent(電子版)などが報じた。
インターネット上では大きな物議を醸しており、賛否両論入り乱れている。
PKは先行の勝率60%
PK戦は、規定の試合時間を終えても決着がつかない場合に行われる。現行のルールでは、両チームの代表選手5人が交互にボールを蹴り、得点の多いほうが勝者となる。5人で決着がつかないときは、6人目からサドンデス方式となる。
しかし、現行のルールにはある問題点があるという。IFABに加盟しているウェールズサッカー協会のジョナサン・フォード最高経営責任者は、
「先に蹴ったチームが10回の試合のうち6試合で勝利したことを示す統計的証拠がIFABに提示された」
と説明し、新たにテニスのタイブレーク方式を試すつもりだとした。
新ルールでは、先攻チームが1人蹴った後に後攻チームが2人続けて蹴り、その後は先攻チームが2人続けて蹴るというものだ。それでも勝負が決まらない場合は、サドンデス方式で交互に蹴る。
今回の報道にネットの掲示板では、
「ますます先攻有利になりそう」
「同じチームが2回続けて蹴るとなると GKの負担が大きくなるような気がする」
「これはナイスアイディア」
「そんなに違うなら納得 概ね公平と言えるのは55%までだよな・・・」
と、賛否両論挙がった。