糖質は「制限」せず「ゆっくり」摂る ダイエットに新提案「糖質スロー」

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   ご飯やパン、めん類など、炭水化物や砂糖が含まれる食べ物を控える「糖質制限ダイエット」は、今や主流のダイエット方法といえる。効果を実感しやすい方法の一つではあるが、エネルギー源となる糖質を全く摂らないという過激なやり方をする人も少なくなく、度々「自己流でやりすぎるのは危険」という警鐘も鳴らされている。

   このように糖質やカロリーを過度に控えずとも、ゆっくり消化吸収させることで、健康的に太りにくい体づくりができる。「スローカロリー」「糖質スロー」という新提案だ。

  • ラトリエ・ドゥ・シュクルの「肉球マドレーヌ」
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  • パティスリープルームのスローカロリースイーツ
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  • 糖質スローキャンデー
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  • 糖質スローキャンデー

砂糖より吸収が遅い「パラチノース」

   スローカロリーとは、食べ物の消化吸収がゆっくりであることを指す。食べ物が吸収されると血糖値が上がるが、これが急上昇すると、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が過剰に分泌される。インスリンは血中の糖分を脂肪に変えて体に蓄えようとするはたらきがあるため、消化吸収が速い食べ物は太りやすく、遅いものは太りにくい。

   スローカロリーの普及活動などを行う「スローカロリープロジェクト」のサイトでは、吸収が速い食べ物の一例として、ファストフード、食物繊維が少なすぎる食品、白米、白パン、ブドウ糖、砂糖、果糖など。遅いものには、玄米菜食、五穀米おにぎり、食物繊維を適量含む食品、全粒粉パンと、甘味料「パラチノース」があげられている。

   パラチノースは天然の糖質で、はちみつの中に含まれるがごく微量のため、砂糖に酵素を作用させて量産されている。エネルギー量は砂糖と同じだが、小腸での分解速度は砂糖より約5倍遅い。甘さは砂糖の約2分の1だが味は良質で、虫歯の原因にもならない。

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