チョコレート風味のウエハースで芳醇なクリームをサンドしたオレオクッキーは、1912年3月6日にアメリカ・ニューヨークで誕生した、現在は100か国以上で愛されているビスケットブランドだ。オレオの日本生誕30周年を記念して、販売元のモンデリーズ・ジャパン(東京都品川区)は2017年3月6日、以下の3製品を全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストアで発売開始した。
- 「オレオ ゴールデン バニラクリーム」希望小売価格220円(税別、以下同)
- 「オレオ クリスピー バニラムース」同250円
- 「オレオ クリスピー ティラミス」同250円
「クリスピー」はクッキーの厚さが約3mm
04年にアメリカで誕生した「オレオ ゴールデン バニラクリーム」は、見てのとおりゴールデン=金色のビスケットで、世界では定番となっているオレオ・フレーバーの一つだ。甘さを控えたバタークッキーでバニラクリームをサンドした。チョコレートクッキーのココアの苦味が苦手な子どもから芳醇なバターとバニラの味わいを好む大人まで、幅広い層への浸透を狙う。
クッキーが約3mmと薄い「オレオ クリスピー バニラムース」と「オレオ クリスピー ティラミス」は、大人になっても気軽にオレオを楽しみたい20~30代の働く女性がターゲット。ルーツは14年にアジアで開発・発売された「OREO THINS(オレオ・シンズ、Thin=薄い)」。15年にはアメリカをはじめ北米で販売を開始した。今回の日本発売にあたって同社は独自レシピを開発。クッキーとクリームの甘さを控えつつ、パリッとした軽い食感と上品な甘さが楽しめる味わいに仕上げた。
今回の発売に併せて、世界的に活躍するモデルの福士リナさんを起用した新テレビCM「パリッとモード」篇および「ナイスなパリッ」篇が発売日当日より放送を開始。パリコレに出演したことのある彼女だが、意外にもテレビCM出演は初めて。
3月1日、表参道ヒルズ(東京都渋谷区)で新製品記者発表会および試食会が開催された。登壇したモンデリーズ・ジャパンの辺丙三(ほとりへいぞう)社長は、次のように自信を語った。
「『子どもの頃に食べたオレオを最近は食べていないな』という方がおられるかもしれません。私は、時代の流れとともに求められるものは変わると思います。ゴールデンや薄いクリスピーのタイプを出すことで、継続して消費者の皆様に喜んでいただきたい」
ところで最近、女子高生の間でオレオを可愛くデコレーションして、SNSで共有することが流行っているという。発表会会場の一角に「デコオレオ」の展示スペースが設けられ、出席者は自由に食べることができた。
スイーツといって差し支えないほど見た目はオシャレ。通常のオレオより若干しっとりしていて、チョコや生クリームをたっぷり使っておりとても甘い。生地にあたる部分を作らなくていいので、意外と簡単につくれそう。