【スポメディア・ウォッチ】
アジアナンバー1のサッカークラブを決めるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が開幕した。鹿島アントラーズはホームで2017年2月21日、グループリーグ(GL)初戦を蔚山現代(韓国)と行い2-0で勝利した。
得点したのは、エースFW金崎夢生(むう、28)とFW鈴木優磨(20)の2人。鈴木は前日に「自分が点を取る」と決意を述べており、宣言通りに自らのゴールでチームを勝利に導いた。
「俺は夢生くんを見てプレーしている」
鹿島は2シーズンぶりのACL出場で、前回2015年大会は3連敗で始まりGL敗退に終わっていたが、今大会は好スタートを切った。後半19分にコーナーキックから金崎がヘディングシュートで先制すると、同37分には後ろ向きで胸トラップした金崎がゴールに背を向けたまま自分の頭上を越えるパスを送り、走り込んできた鈴木が追加点を決めた。
21日付「ゲキサカ」が、試合後の2人のインタビューの模様を伝えている。金崎はトップでコンビを組んだ鈴木とのアベック弾に「何とも思ってません。(アシストの相手が)鈴木じゃなかったらもっと良かった」と後輩をいじった。一方の鈴木は「俺は夢生くんを見てプレーしているし、分かり合っているところがある。いいパスをくれた」と喜んだ。
鈴木は試合前日「気持ちは高ぶっている。自分が点を取って勝つ」「(金崎と2人で得点を)決めたいですね」と血気盛んに述べており、宣言通りの結果をもたらした。
鈴木はプレシーズンマッチ含めここまで8戦9ゴールと好調を維持している。16年12月のクラブワールドカップ準決勝アトレティコ・ナシオナル戦では、ゴール時にクリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンスをマネして話題を呼んでいた。
ACLのGLは4チーム総当たりのホーム&アウェーで行われる。鹿島の次戦は2月28日、ムアントン・ユナイテッド(タイ)とアウェーで戦う。