【スポメディア・ウォッチ】
ツーシームの好調で開幕ローテーション入りの期待が高まっていた日本ハムの斎藤佑樹投手(28)だったが、一気にローテどころか開幕1軍にも黄信号が点滅した。
東京スポーツ21日付によると、2017年2月21日、斎藤は沖縄・名護キャンプで行われた楽天との練習試合に登板し、2回を投げて被安打7、5失点と崩壊した。
主力ぞろいの楽天打線に為す術なし
斎藤は4回、2番手でマウンドに上がり、先頭打者の4番・ウィーラーに相対した。ストレートでカウント0-2と追い込んだが、死球を与え無死1塁に。
続く今江は内野ゴロに打ち取り、併殺かと思われたが、ショートの石井一成がエラー。無死1、2塁とし、島内宏明に適時打を浴びた。聖沢諒に被安打、三好匠と足立祐一に連続適時打を許し、1アウトも取れず3失点を喫した。
5回も先頭の銀次が2塁打を放つと、代打アマターが2点本塁打で応えた。斎藤は結局、2回7安打5失点で降板。9日の紅白戦や16日の韓国KIA戦とは一転、為す術もなく敗れ去った。
栗山英樹監督は「ボールは悪くなかった。ただ、ボールが良くなってくることによって、ああいう組み合わせで自分が投げ方をいろいろ考えないと、当然ああいうことが起こるということが分かって良かった」とフォローした。