【スポメディア・ウォッチ】
フィギュアスケート女子の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)が、自己ベストを10点近く更新する合計200.85点で四大陸選手権を制した。
SPに続き、フリーも完璧に演じ切る集中力はどこから来ているのか。スポーツ雑誌「Sportiva」のウェブ版によると、小学3年の頃から彼女を見守る中野コーチも彼女の集中力に太鼓判をおしている。
優勝は予想していなかった
中野コーチは、
「希望としては表彰台の端っこに乗ればいいと思っていただけで、優勝は予想していなかったので、びっくりして喜びました」
と振り返る。
ただ「本当に集中力がすごい。ここというところでは集中して、どんな大舞台でもノーミスしてきます」と彼女を評価し、ミスなく滑り切ったことに対しては
「ノーミスの演技をしたことについては驚きではありませんでした」
と述べている。
三原は15年12月、全身の関節が痛む原因不明の難病「若年性特発性関節炎」に襲われたが、諦めずリハビリに励み4カ月後、リンクに復帰した。以降は16年10月のスケートアメリカ、12月の全日本選手権で3位に入賞するなど、着実に力をつけてきていた。