【スポメディア・ウォッチ】
日本一奪還が史上命題となっている2年目高橋由伸監督の巨人。優勝への最大課題のひとつがクローザーの充実にある。どうやら澤村拓一投手(28)、スコット・マシソン投手(32)との「守護神」争いに、強力なカードが加わったようだ。
由伸監督「横から見ても速さを感じた」
2017年2月20日付スポーツ報知によると、新外国人アルキメデス・カミネロ投手(29=マリナーズ)が19日、WBC韓国代表との練習試合で1回打者3人を無失点に抑える好投を披露した。対外試合に登板するのはこれが初めてのカミネロ。投げた12球中、変化球はスライダー1球のみ。その他は150キロ台の直球で押し切った。
先頭打者の4番・金泰均(元ロッテ)を3球3振に切って取ると、6番・朴錫ミンには膝元に155キロを投げ込み、見逃し三振。「守護神」候補は圧巻の投球に「気持ちよく投げることができた」と胸を張り、「調子はよかった。今日はストライクを中心に集めることをテーマにした」。
高橋監督は「韓国代表が助っ人右腕のボールに恐怖を感じたのでは」との質問に「今日に限ってはそんな感じがした。横から見ても速さを感じたしね」と述べたという。