カス丸 はーい、ぼく、カス丸きゃすぅ。久しぶりだじぇい。まだまだ寒いけど、今年初めてのGⅠ、フェブラリーステークス(2017年2月19日、東京競馬場)がやってきたよ。今年こそ、ぜ~んぶ当てるじぇい!
カスヨ 今年はGⅠレースが2つも増えたから、やりがいがあるわねえ。でも、今年のフェブラリーSは混戦ね。難しいわよ。
強力牡馬陣に挑む牝馬、ホワイトフーガ
ガジュマル爺 そうじゃな。旧勢力が去年に続いて勝つか、新興勢力が一気に天下を取るか。なかなか面白いぞ。東京のダート1600メートル(マイル)は芝からスタートするという特殊なコースじゃ。芝スタートが苦手な馬もいて、調子が狂ってしまう馬も出るわけじゃ。
カス丸 ダートは砂だね。スタートのところだけ芝が生えているということだね。カスヨさんの本命◎はベストウォーリアだよ。
カスヨ 成績が1番安定してるわね。前に行って粘りこむレースの仕方がいいのと、日本人騎手では私の大好きな戸崎ちゃんがずっと手綱を取っているというのも強みよね。距離もマイル辺りがちょうどいいし。
ガジュマル爺 年明けから相変わらずおかしな予想をしとるのお。万年2着の馬が7歳になって、急に勝てるわけがないじゃろ。3着以下はあっても優勝があるわけないじゃろ。穴狙いならもっとちゃんとした穴馬を狙うべきじゃな。
カス丸 そういうガジュマル爺の本命◎はホワイトフーガだよ。
カスヨ 偉そうなことを言ってる爺も、どこを見てるのかって言いたいわね。ホワイトフーガは牝馬よ。このレースがGⅠになった1997年以来、牝馬が勝ったことは一度もないわ。いくらメスが好きだといっても、ありえないわね。
ガジュマル爺 そういうところが甘いんじゃ。この馬は1月のTCK女王盃で3着じゃったが、今度はその時に比べ斤量が3キロも軽いんじゃ。蛯名騎手で乗り慣れておるし、なにより1番人気が予想されとるカフジテイクに勝ったこともあるんじゃ。あとは前でレースを進める先行型だし。このレースは前に行った馬が勝つ確率が高いんじゃ。