関西電力系の通信事業者でMVNO「mineo」(マイネオ)を展開するケイ・オプティコムは2017年2月16日、新しいブランド「+SIM(プラスシム)」をスタートすると発表した。デジタルコンテンツとLTEデータ通信をパック販売するサービスで、第1弾として「日経電子版」と格安SIMを組み合わせた「日経電子版+SIM」を3月1日から販売する。
1か月当たり約500円もお得!
「日経電子版+SIM」は、日経電子版の購読料とLTEデータ通信をパッケージにすることで、電子版と通信を別々で契約するよりも割安な料金で提供する。
例えば、日経電子版と大手キャリアのLTEデータ通信5GBを別々に契約すると、だいたい9000円(税抜、以下同)の費用が毎月必要となる。一方の「日経電子版+SIM」は、LTEデータ通信のみの「シングルタイプ」(5GB)に日経電子版の有料会員契約(月額3889円)をパッケージして、月額料金が4946円。
「日経電子版」のログインに必要なIDは日本経済新聞が発行する。コンテンツの提供者はあくまで同紙であり、「+SIM」を挿したデバイスでないと「日経電子版」が読めないということはない。商品などの代金を合算で支払う「携帯キャリア決済」のようなもの――とイメージすればいいだろう。
ケイ・オプティコムのmineoと比較しても安い。ドコモプラン(Dプラン)のシングルタイプ(5GB)は月額料金1580円。これに日経電子版の月額料金3889円を足すと5469円。「日経電子版+SIM」との差額は523円だ。
「シングルタイプ」(5GB)+日経電子版のほか、以下のコースが用意されている。
このサービスはドコモネットワーク(Dプラン)対応SIMカード限定。auプラン(Aプラン)は対応しない。また「日経電子版+SIM」で契約できるのは1契約者1回線のみ。申し込みは3月1日に開設される専用ページのみ受け付け、店舗では販売しない。
今回の新ブランド開始を記念して、ケイ・オプティコムでは3月1日から4月27日まで、期間中に「日経電子版+SIM」を新規で申し込んだ場合、契約事務手数料3000円を無料にする「日経電子版+SIMスタートキャンペーン」を行う。詳細は同社公式サイトまで。