思わずニヤリとするマニアックな知識
これを読むと、相当のプロレスファンでも「なるほど」と感心するのではないか。『プロレス語辞典』(著・榎本タイキ、監・高木三四郎、誠文堂新光社、1512円)。副題には「プロレスにまつわる言葉をイラストと豆知識で元気に読み解く」とある。
新旧の人気選手のエピソードから必殺技、歴史に残る名勝負、名言など、プロレス全般に関する650の用語をイラストとともに収録した。辞典形式で、「あ行」から始まり、例えば「あ」は、アーノルド・シュワルツェネッガー、アームドラッグ。「か」は、凱旋試合、回転地獄五輪。「さ」は、最古参女子レスラー、サーベル。「た」は、タイガーマスク、第三代世代。「な」は、南海竜、二―ドロップといった調子で最後の「わ」まで続く。
マンガでわかるプロレスの歴史、年間カレンダー、団体一覧、レスラーの店、さらにはリングアナウンサー、レフリー、リングドクターなど裏方も紹介している。