サンザが運営するカプセルホテル「安心お宿」の系列店で、タトゥーを入れている宿泊客の受け入れが広がりつつある。
「安心お宿プレミア荻窪店」で16年7月から試験的に実施していた受け入れサービスが好評を博したため、系列店の「安心お宿プレミア新宿駅前店」と「安心お宿秋葉原電気街店」でも2017年2月1日に開始するという。
「タトゥー文化」の受け入れ体制が不十分、と支配人
「新宿駅前店」と「秋葉原電気街店」はいずれも、日本有数の観光地が傍にある。「新宿駅前店」はアジア最大級との呼び声高い歓楽街「歌舞伎町」で、「秋葉原電気街店」は世界でも指折りのサブカルチャーの街「秋葉原」だ。
「新宿駅前店」の支配人・庄司勇介さんは同店を「『安心お宿グループ店舗』の中でも、最もインバウンド需要が高い施設」と説明する。
「昨今の急増するインバウンド需要に対し、日本の多くの宿泊施設では、海外ではメジャーであるこの『タトゥー文化』を受け入れる体制が整備できているとは言いきれない中、人工温泉も完備している『安心お宿プレミア新宿店』では、『タトゥー』を入れている外国人旅行者の方々も積極的に受け入れて、インバウンド対応温浴施設としての地位確立を目指しています」