日本各地を歩いて見つけた「在来豆」
日本各地の在来の豆とは、いったいどんなものなのか。『日本の豆ハンドブック』(著・長谷川清美、文一総合出版、1512円)は、国内を歩いて見つけた「在来豆」の約200品種を収録し、それぞれの食べ方や育て方、保存法や名前の由来、さらには郷土料理についても紹介する。
著者の長谷川清美さんは北海道遠軽町の古くからの雑穀商の長女として生まれ、2001年に横浜で豆販売会社を立ち上げた。農家のお嫁さんやおばあちゃんに引き継がれてきた在来豆に関する調査や普及活動に取り組んでいる。
内容は「日本で出会った豆一覧」から「世界の食卓を支える豆料理」「豆の入手法と探し方」「よい豆の選び方」など。豆に対する愛情が伝わってくる。