2月3日は節分。節分は文字通り、「季節を分ける」という意味があり、 立春、立夏、立秋、立冬の前日のことで年4回あるのだが、いまは節分といえば立春の前の日のことだ。節分には「福は内、鬼は外」と唱え、豆まきをするが、なぜ豆を使うのか。豆は五穀のひとつで「魔滅(まめ)」に通じ、無病息災を願うといわれている。今回は意外に知らない豆の種類や新しい料理法など豆にまつわる3冊を紹介したい。
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大豆、黒豆、あずき・・・10種類
豆は大切な栄養源として昔から親しまれてきた。以前は甘い煮豆が主流だったが、近年はビストロブームで、おしゃれでおいしい豆レシピが広がり、若い人にも豆好きが増えている。
『毎日おいしい豆レシピ』(著・堤人美、学研プラス、1296円)は、健康、美容、ダイエットなどに効果的なレシピを紹介している。テーマは「ごちそう煮込み」「サラダとマリネ」「ふだんのおかず」「ごはんとスープ」、それと「おやつ」で、昔ながらの味も伝えている。
使われているのは手に入りやすい大豆、黒豆、あずき、緑豆、レンズ豆、白いんげん豆、紫花豆、白花豆、金時豆、ひよこ豆の計10種類。豆の基本的なゆで方やそれぞれの特徴も説明している。