一生ネットのさらし者になって生きていく
【その4:「リアル」な自分を「ネット」の世界でも活かしたいと思う重度のSNS依存】
そして、最近の若者に多いのが重度のSNS中毒です。
四六時中、携帯をイジって生活していることで、リアルとネット(バーチャル)の世界の判別が付かなくなり、混合した生活を送ってしまっていると言えます。
そのため、自分の個人情報も「個人情報」だと思わず、平気で学校名を言ってしまったり、どういった暮らしをしているかも公開し、より「リアル」な自分を「ネット(バーチャル)」の世界でもところかまわず発信したくなるのです。
つまり、「リアル」な自分を「ネット」の世界でも活かそう(生かそう)といった思いが非常に強いのだと言えるでしょう。
【その5:拡散数=「有名になれた」の取り違え】
最後に言えるのが、SNSの驚異的な影響力や反響力を勘違いしていることが多く、例え迷惑行為を収めた動画であっても、それが拡散されればされるほど「有名になれた」と取り違えてしまっているのです。
だからこそ、後々になってからようやく「やばいことをしてしまった...」と気付くケースが多く、言うならば、その時やっと「現実の世界」へ戻ってきたと言えるでしょう。
以上、これらが私なりに考えた見解ではありますが、まず、彼らに言えることは、ネット(バーチャル)の世界の怖さをもっと知る必要があることだと思います。
また、現実の世界での遊び、ネット(バーチャル)の世界での遊びをきちんと明確にして、それを判別する力を養わないといけないと言えるでしょう。
そして、バカッターの「写真」とは違い、最近の「迷惑動画」は一度晒してしまうと、鮮明な顔や声、体型などの膨大な個人情報がネット(バーチャル)の世界から消えることはなく、一生ネットの晒し者として生き続けなければならないのです。
ツイッターはもちろん、ユーチューブやインスタグラム、ニコニコ動画などを使う人は、少なからず、こういった怖い落とし穴があることを注意して使用するとともに、便利の裏には、危険が紙一重であることを知った上で利用するのが大前提だと言えそうですね。
grp編集長・安部舞紗