コラントッテの新サービス「CSS」 医療機器と安心システム、保険が一つに

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   磁気健康ギアを製造・販売する「コラントッテ」(大阪市中央区)は2017年1月11日、磁気ペンダントと身元照会システム、損害保険がセットになった新サービス「CSS」(コラントッテ・セーフティ・システム)の提供を開始した。

  • (写真左から)コラントッテの小松克巳社長、東京海上日動火災保険の高野耕一常務取締役
    (写真左から)コラントッテの小松克巳社長、東京海上日動火災保険の高野耕一常務取締役
  • 「CSS」のパッケージ内容物
    「CSS」のパッケージ内容物
  • ネックレスとして使用する場合
    ネックレスとして使用する場合
  • キーリングとして使用する場合
    キーリングとして使用する場合
  • ファッションに合わせた着こなしが可能
    ファッションに合わせた着こなしが可能
  • 説明会の冒頭、男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手による推薦メッセージの映像が流された
    説明会の冒頭、男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手による推薦メッセージの映像が流された
  • 「CSS」の開発背景を説明する小松社長
    「CSS」の開発背景を説明する小松社長
  • コラントッテとパートナーシップ契約を結んだ理由を説明する高野常務
    コラントッテとパートナーシップ契約を結んだ理由を説明する高野常務
  • (写真左から)コラントッテの小松克巳社長、東京海上日動火災保険の高野耕一常務取締役
  • 「CSS」のパッケージ内容物
  • ネックレスとして使用する場合
  • キーリングとして使用する場合
  • ファッションに合わせた着こなしが可能
  • 説明会の冒頭、男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手による推薦メッセージの映像が流された
  • 「CSS」の開発背景を説明する小松社長
  • コラントッテとパートナーシップ契約を結んだ理由を説明する高野常務

シンプルな分、非常時に強いシステム

   CSSを契約すると、ID番号と24時間対応のコールセンターの電話番号が刻印されたペンダントがもらえる。それを身に付けている人に緊急事態――不測の事故・災害・急病・徘徊――が発生したとき、警察や消防・救急、発見者がその電話番号に電話を掛けると、コールセンターから登録済みの緊急連絡先に通報されるという仕組みだ。緊急連絡先は最大5件まで登録可能。

   「免許証やGPS機能搭載のスマホがあれば十分」と考える人もいるだろう。しかし緊急事態に陥った人が一人暮らししているような場合、その家族に辿りつくのは意外と大変。GPS機能などの最新技術を盛り込んだ機器は、本人以外はロックを解除できなかったり、故障やバッテリー切れのリスクがある。非常時こそ誰でも使える簡単・シンプルなシステムが強い。

   発表会に登壇したコラントッテの小松克巳社長は、本サービスの特長について次のように説明した。

「僕の知っている会社での出来事です。10人で食事会に行ったのですが、そのうちの1人が急に倒れ、救急車で搬送されました。奥さんに連絡を取ろうとしたら携帯電話にロックがかかって解除できない。携帯電話のショップに持っていって事情を説明しても受け付けない。倒れた人はカテーテル治療が必要な状態。(家族の承諾が得られず)結局その人は後遺症が残ってしまいました。CSSのようなシステムがあれば――と思いました」

   救急医療に運び込まれた人の身元が不明な場合、警察は指輪に刻まれたイニシャルを手掛かりにすることもあるそうだ。CSSのペンダントトップのID番号は、同じ役割を果たすというわけ。

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