武田鉄矢が受験生にささげる「贈る言葉」 「自分で灰色以外の色を付けていく」

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海援隊の3人で熱唱

   受験生との質疑応答では、「受験勉強の中で、つらくなってしまったとき、こうしたら明るくなれるということはありますか」と質問された武田さんは、

「女性の前で言うのもアレなんですけど...気持ちが暗くなると、エロ映画を観に行っていましたね。今、イイのいっぱい出ているんだから、見てください。あれ、見て暗くなる人いねえもんな」

と回答し、会場中が和やかな雰囲気に包まれた。

   その後、会場には武田さんの属するフォークグループ「海援隊」でギターを担当する中牟田俊男さん(67)、千葉和臣さん(65)が加わり、受験生に向けて歌を披露。

「遠くまで 見える道で 君の手を 握りしめた」

   武田さんが歌い始めたのは「3年B組金八先生」の第2期の主題歌「人として」だった。中学生の非行や校内暴力を取り扱った同シリーズは、金八が生徒に泣きながら説教する場面があった「腐ったミカンの方程式」などで知られる。

   2曲目に選んだのは、言わずと知れた名曲だった。

「いやらしいビデオでも見てください、と勧めましたけども、恋はやっぱり大事ですな。いっぱい恋をしてください。大学の頃、堰を切ったように恋をしまして、福岡の街角にはたくさんの女の人から捨てられた思い出がうずもれているような気がします。(略)ところが不思議なんだな、切ない思い出は年月が経つと、ぼうっと幻燈のように明るい思い出のように...。一番手ひどい失恋をした時の思い出をネタにして作った歌が、この歌なんですよ」

   「金八先生」はそう前置きすると、受験生に「贈る言葉」をささげた。

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