年末年始の慌ただしさがひと段落して、1年で最も気温の低いシーズンに突入した。湿度も下がって風邪やインフルエンザ、ノロウイルスにかかるリスクも高い。となれば――外出せずに親と子が一緒に料理を作ったり、裁ほうに取り組んだりするのがベター。一方で日が暮れるのが早く泥棒が活動しやすい時期ともいえる。防犯には気をつけたい。
そんな本格的な冬の日常生活に欠かせない便利グッズや防犯アイテムを紹介しよう。
料理が楽しくなるアイデアグッズ
■鍋料理にもピッタリ! 多機能キッチンはさみ
働くママにとって料理と子育ての両立は悩みのタネ。いろんな道具をそろえるより1つでマルチに使える方が何かと便利。お勧めしたいのが「キッチンはさみ」だ。まな板なしで食材をチョキチョキできる。冬は鍋料理をする機会が増える。その食材をカットするには打ってつけだ。
「多機能キッチンはさみマグネットケース付き」(税別948円、以下同)は、はさみ、ナイフ、皮むき、うろこ取り、骨切り、殻割り、缶開け、栓抜きの8つの機能を兼ねた調理器具だ。ハンドル部は指がちょうどいい具合に入るので握りやすい。厚さ約3mmの刃はステンレススチールで、チキンの骨のような硬い食材もザクッと切れる。まな板を傷めないのがなによりうれしい。大きく開くと刃を分解することができ、使用後は接合部までしっかり洗える。
この冬、親子コミュニケーションの一環として、子どもと一緒に料理する家庭もあるだろう。「わが子に包丁をもたせるのはまだ早い」と考えるなら、キッチンはさみで切る作業を任せるのもアリかもしれない。
■子どもが食べやすい「おにぎり」がつくれる
日本に古くから伝わる元祖ファーストフード、それは「おにぎり」だ。全体を包む海苔(のり)は、タンパク質や鉄、カルシウム、ビタミン、食物繊維、カロチンを含む。空気中の雑菌がご飯粒に触れるのを防いで腐りにくくする効果も。
一方でおにぎりに巻いた海苔は、ご飯の粘り気と湿気を含むこともあり、とくにあごの力が発達していない子どもは噛み切るのに意外と苦労する。ご飯がボロボロとこぼれてしまい、「いらないや」と残してしまうことも。しかし栄養満点の海苔を残すのはもったいない。
「パリパリ のり切り隊」(1180円)は、穴開け器とシリコンシートがセットになったアイデアグッズ。穴開け器には172個の突起が付いており、スタンプを押すような要領で海苔に穴を付けられる。穴のあいた海苔をおにぎりに巻けば、食べるとき2つに割りやすくなる。おにぎりだけでなく、寿司やのり弁当にも使える。
開発元には、「商品を使い始めてから子どもがよく食べるようになった」というママの声、介護食に役立っているという声、「食べやすくなりおいしさも増し、家族みんなで喜んでいる」といった声が届いているという。
■軽くて手軽、電子レンジもOKなキッチンツール
使い勝手のいい調理道具は料理へのやる気を引き出す。ボールはドレッシングを作ったり、生地をこねたりするときに活躍し、コランダー(ザル)は野菜の水切りに欠かせない。工程の多い料理を作るとき、ボールやコランダーはあればあるほどいい。
「ボール・コランダーセット L」(980円)は、ボール・コランダー・フタがセットになった商品だ。きれいに重ねることができ、しかもポリプロピレン製なので非常に軽い。ボールとコランダーを重ねて中に野菜を入れ、水道水で洗い流すとき、浮いた野菜が容器から水と一緒にオーバーフローしない構造になっている。密閉式ではないもののフタが付いており、レンジをするときや冷蔵庫で保管をするとき、ラップ代わりに活躍する。蒸し野菜、温野菜、おひたしなどを作るのに向いていそう。
販売元によれば「家事や仕事に頑張る、毎日忙しく働く主婦に向けた時短グッズとして開発しました」とのこと。
最近、「チョップドサラダ」といって野菜をはじめとする具材を1cm程度にカットして混ぜ合わせるサラダが流行っている。ニューヨークではベジタリアンがご飯感覚でもりもり食べていて、日本でも感度の高い人が実践しているそうだ。本セットは、チョップドサラダみたいな料理を作って野菜をお腹いっぱい食べたい、という単身世帯やシニア夫婦にもオススメできる。
材質はポリプロピレンで電子レンジ対応(耐熱温度140度)。サイズはセット時が直径22.3×高さ15.7(cm)。