半数以上の若者がTシャツ1枚でもオークションで売却する
「新額歴社会」の若者たちは資産管理などのため、オークションサイトやフリーマーケットアプリなどを活用している。ファイナンシャルアカデミーの調査によると、「フリマアプリやオークションサイト、リサイクルショップを利用したことがありますか」の問いに「利用したことがある」と答えた割合は、全体1000人で62.3%だったが、20、30代(500人)に限ると70.6%に上った。その中でも「買い物をする際に将来的な価値を考えているか」と聞かれて(対象者353人)「考えて購入したことがある」と答えたのが、半数以上の57.5%を占めた。
さらに「あなたはいくらくらいで購入した商品(衣類)ならば、リサイクルショップやオークションに売ったり、出品できると思いますか」とたずねると、20、30代(500人)の20.8%が1000円未満、14.8%が1000~3000円、21.0%が3000~5000円だった。56.6%の若者たちが、Tシャツ1枚程度の買い物でもオークションで売ることを考えて買い物をしているようだ。
2017年は「新額歴」にも意識を向けることで更に充実した1年を過ごせるのではないか。
ファイナンシャルアカデミーは2002年の創立以来、15年間でのべ40万人の受講生を迎え入れており、東京と大阪、ニューヨークで開講している。家計管理や貯金の方法を始めとして、会計や経済の学問的視点、株式投資や不動産投資の資産運用に至るまで、金銭にまつわる教養講座が開かれている。