「メッツァビレッジ」「ムーミンバレーパーク」
「メッツァビレッジ」は入場無料のエリアで、自然と触れあえる環境のなかに「北欧」風の村を再現。地元産の農産物や加工品、工芸品などを販売するマーケットや飲食店などを配置するほか、フィンランドが発祥であるサウナを各室に備えた宿泊施設を設ける。また、ホテル並みのサービスを提供するキャンプ場であるグランピングエリアも計画されている。計画施設の面積は合わせて6000平方メートル。
「ムーミンバレーパーク」は、ムーミン一家とその仲間たちとの出会えるテーマパーク。一家が暮らす「ムーミン屋敷」や、ムーミンの物語を追体験できるアトラクションが設けられる。また、灯台や水浴び小屋など物語に登場する「名所」のほか、オリジナル商品を販売する大型ギフトショップやレストランも計画されている。
フィンテックは、年間100万人の入場者を見込んでおり、同社の玉井社長は「新たな地方創生のあり方を地域とともに作っていきたい」とし、計画発表の席に並んだ飯能市の大久保勝市長は「市はメッツァのオープンに向け心一つになっている」と期待を表明した。
「ムーミン」は、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンさんの「ムーミン・シリーズ」とされる一連の小説や絵本と、ヤンソンさんがかかわった関連作品を合わせて、そう呼ばれるが、作品の「主人公」の名前「ムーミントロール」の愛称でもある。主人公は架空の生物(妖精)で、その「種族名」も「ムーミントロール」。